製品のご案内

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1) 形態

食品香料

食品香料には食品衛生法による規制があります。

天然香料 植物の果実・種子・花・葉・樹脂・根茎などや動物の乳・肉・魚などから取り出した香りの物質です。
合成香料 香りの物質を構成している化学成分を有機化学的に合成して作り出したものです。
一種類の化学成分だけでは良い香りにはなりませんので、天然の香りを参考しにて何種類も組み合わせて使用します。
調合香料 天然香料と合成香料を混ぜ合わせたものです。

食品香料の役割

香りは美味しさを構成する重要な要素です。
おいしく価値のある食品を作るための香料の3つの役割とは、

着香 食品の持っている香りを強化し、香りが少ない素材に香りをつけます。
これにより、嗜好性の高い新しい食品が生まれたりします。
補香 素材本来の香りを補います。
低果汁飲料やマーガリンなどのように素材本来の香りが少ない食品、
ジャムやコーヒーのように加工や流通の過程で香りがなくなってしまう食品、
香りが変化してしまう食品に素材本来の香りを補います。
風味矯正 他の香りをつけることによって
製造過程や加工段階で発生する好ましくない加熱臭や発酵臭を矯正します。

食品香料の形態

食品香料には食品や加工方法に適した代表的な4つの形態があります。

水溶性香料 天然香料、合成香料を調合した香料ベースを含水アルコールに溶解したものです。
水によく溶けて新鮮なトップノートがありますが、耐熱性に欠けるので加熱工程のあまりない飲料や冷菓などに使用されます。
油性香料 植物油や油脂を溶剤、保留剤とした油状のものです。
耐熱性や保留性に優れているのでキャンディ、チューインガム、チョコレート、焼き菓子などに使用されます。
乳化香料 天然の精油や調合香料に乳化剤を用いて水溶液中乳化分散させた水中油型エマルジョンです。
水溶性香料や油性香料では出せないマイルドな香りや呈味感などを備えています。
保留性が高く、適当な濁りを付与する効果もあるので加工食品全般に使用されます。
粉末香料 香料を粉末にしたものです。
安定性がよく分散性にも優れているので、粉末形態の食品や加工食品全般に使用されます。

2)種類

柑橘系 和柑橘系 フルーツ系 ミルク・ワニラ系 嗜好品系 ハーブ系
レモン
オレンジ
グレープフルーツ
ライム
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ユズ
温州みかん
スダチ
文旦
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アップル
ストロベリー
ピーチ
グレープ
メロン
トロピカル
・・・
ミルク
ワニラ
キャラメル
チョコレート
ケーキ
ヨーグルト
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コーヒー
紅茶
・・・
ミント
・・・